スタンドミキサーを使った正月もちの作り方をご紹介します。甘い餅菓子でも、甘くない餅でも、様々なレシピにぴったりの、家で餅つきしたお餅を作りましょう。
レベル: 中級
数量: 4 人分
準備時間: 10 分
調理時間: 20 分
餅米(白梅など) 600g
片栗粉(馬鈴薯でんぷん)
米
1. まず、米を4回以上洗って、水が透明になって、米の表面のでんぷん質がほとんど取れたら、炊飯器に入れます(炊きあがったもち米の質が均一になるようにするため、お勧めします)。
2. もち米と等量の水(さらにもち米100gあたり5mlを追加)を加え、30分以上浸します(これにより、水分がそれぞれの米粒に浸透し、米が比較的短時間で均一かつ完全に炊き上がり、柔らかすぎになりません)。
3. もち米を炊き、炊飯器がカチッと音を立てて炊き上がったら、すぐにご米を取り出します。
餅
1. まず、スタンドミキサーを入手します。長時間にわたる餅つきをまねる必要があるため、強力で頑丈なミキサーが必要です。例えば、キッチンエイド(KitchenAid)やケンウッド(Kenwood)のプロスペロ(Prospero)などに同等のものなどです。餅米100gあたり5mlの水をさらに加えることで、追加された水分が米粒を潰しやすく、混ざり合わせやすくするので、早く出来上がり、こねる時間が短縮されます。
2. 餅米が炊けたら、お湯でミキサーのボウルとパンこね用ドゥーアタッチメントを温めます。続いて餅米の半分をミキサーのボウルに入れて、以下の通りこねを開始します。
3. 2番目のスピードでこねます。タイマーを90秒にセットし、30秒間停止します。フックがもち米を引っ張り始めたら、濡らしたヘラを使ってボウルの側面からもち米をこそぎ落します。パンこね用ドゥーフックが付いたままでスタンドミキサーからボウルを外します。濡れたシリコンヘラを使って、もち米を裏返します。ヘラがベタつかないように数回水につけます。ボウルをスタンドミキサーに戻し、再びこね始めます。これを3回繰り返しします。すると、もち米はお餅のようになってきます。
4. 餅こねが終わったら、いよいよ餅つきです。ミキサーからパンこね用フックを外して平面ビーターに変え、3番のスピードで餅つきをします。タイマーを20秒にセットしてからオフにします。この餅つき作業を4回繰り返します。
5. 片栗粉をまいた天板を2枚用意します。一方の天板の上に餅を全部乗せて、もう一方を小餅玉用に残しておきます。餅の上に片栗粉をふりかけます。ここで手が完全に乾いていることを確認してから、両手に片栗粉を付けます。必要なときにいつでも手にまぶせるように、少量の片栗粉を手元に置いておきます。
6. 餅に片栗粉をまぶし、べたつく部分が残らないようにします。餅の角をつまんで、つまんだ部分を底部にたくし込みます。厚くなったら、左手の人差し指と親指を「C」字型を作ります。餅を右手でたくし込んで、右手の下の餅を押し上げて「C」指の上でボール型を作り上げします。今度は「C」の指を使って、ボール状の餅を下からつまみ込んで餅を絞り落とします。右手でねじって補助します。餅の表面がねばつくので、餅を引っ張らないでください。
7. すべてが小餅になったら残りの半分のもち米で同様の作業を繰り返します。実際のところ、全部一度に作るよりも、2つに分けて作るほうが早くできます。餅をすぐに使わない場合は、1つひとつラップでくるんでフリーザーバッグに入れてください。
ロナルド レイティ氏はミツカンの料理開発シェフです。常に食通として生きるレイティ氏は、日本の文化と料理に心を奪われ、日本社会に飛び込んで6年間を過ごした人です。しかしそのずっと前から、ロブスター漁師、鮮魚販売、チーズ製造、酪農労働者などの職を転々としながら、経験を積み重ねてきました。 英国への帰国後は、イギリスの日本食シーンに貢献し、Yakitoria、Samurai Sushi、Senkai、Feng Sushi、Bincho Yakitori、United Ramenを経て、ミツカンに入社しました。 正統派の日本食材で実験を重ねながら、その風味を活かす新たな方法の模索に情熱を注いでいます。