時間をかけて焼き上げたジューシーなハム、デリケートなオレンジの香味が広がるほんてりのグレーズ。その見事な「照り」には、思わず誰もが息を呑むことでしょう。
写真およびビデオ制作協力:Jen Rich(ジェン リッチ)およびTinderflint(ティンダーフリント)
ハム
スモークした、またはスモークせずに巻き上げた未調理のハム、またはガモン 500g 1本
外側の脂肪を取り除き、中央に紐を渡して縛り、茹でる間に形が崩れないようにします。
オレンジ香味のミツカン寿司飯調味料 大さじ3(下のレシピをご覧ください)
ほんてり 大さじ3
ブラウンシュガー 20g
オレンジジュース 大さじ3
フローラルハニー 大さじ3
にんじん 4本、縦半分に切ったもの
オレンジ香味のミツカン寿司飯調味料
オレンジゼスト(削り取った皮) 5個分
ミツカン寿司飯調味料 200ml
1. オレンジ香味の寿司飯調味料は、オレンジゼストとミツカン寿司飯調味料を保存用の瓶に入れ、少なくとも2日間寝かせて作ります。これで、オレンジの香味がお酢に浸透します。
2. ハムを冷水に浸し、3時間そのままにして肉の塩分をできる限り取り除きます。
3. 水から取り出し、軽く押さえて水気を取ります。
4. 中型または大型のソースパンの底ににんじんを敷き、その上にハムを載せ、オレンジ香味の寿司飯調味料をにんじんの上に注ぎます。ハムがようやく隠れる程度の水を加え、沸騰させずにゆっくり加熱し、1時間半かけて完全に火を通します。
5. 火から降ろし、そのまま30分置いておきます。お湯から取り出して水を切ったハムの上面に、十字模様(網の目)の切り込みを入れます。
6. ミルクパンにほんてり、ブラウンシュガー、オレンジジュース、ハチミツを加え、中火でゆっくりと泡がはじけ始めるまで煮立て、泡がはじけ始めたらすぐに火から降ろします。シロップが加熱し過ぎると、すぐにほんてりが固くなってしまうため、このプロセスは注意して見ていてください。
7. わずかに冷めたハムに、粘り始めたシロップをゆっくりと注いでかけていきます。十字模様の切り込みに、シロップが粘りながら流れ込むようにします。
8. 180℃のオーブンで、10分から15分焼きます。グレーズは焦げずに艶が出るよう、注意して見ていてください。
9. オーブンから取り出し、ラックに載せて冷まします。ハムの見事な照りに感嘆してしまうことでしょう!
ロナルド レイティ氏はミツカンの料理開発シェフです。常に食通として生きるレイティ氏は、日本の文化と料理に心を奪われ、日本社会に飛び込んで6年間を過ごした人です。しかしそのずっと前から、ロブスター漁師、鮮魚販売、チーズ製造、酪農労働者などの職を転々としながら、経験を積み重ねてきました。 英国への帰国後は、イギリスの日本食シーンに貢献し、Yakitoria、Samurai Sushi、Senkai、Feng Sushi、Bincho Yakitori、United Ramenを経て、ミツカンに入社しました。 正統派の日本食材で実験を重ねながら、その風味を活かす新たな方法の模索に情熱を注いでいます。