フライパンで焼いた照り焼きなすと豆腐をはさんだ、美味しいベジタリアンタコス。
写真およびビデオ制作協力:Jen Rich(ジェン リッチ)およびTinderflint(ティンダーフリント)
タコス
寿司飯 300g(レシピはこちらでご覧ください)
なす 1個
木綿豆腐 200g
きざみ海苔(または寿司海苔を2枚、ハサミで細かく切る)
にんじん、すりおろしたもの 100g
きゅうり 1本、1㎝角のさいの目切り
レタス 半個、千切り
なすの照り焼きソース
しょうゆ、ほんてり、日本酒 各大さじ4
白味噌 大さじ山盛り1(すべて混ぜ合わせる)
熱湯 200ml
1. しょうゆ、ほんてり、日本酒、味噌を計量ジャグに入れて混ぜ合わせます。別の計量ジャグに100mlの熱湯を入れ、両方とも置いておきます。
2. なすを1㎝角の棒切りにします。フライパンを中火で熱し、フライパンの底が隠れる程度の油を加えます。熱くなったら、棒切りのなすを10本から12本入れます。熱したフライパンの面になすが触れている必要があるため、たくさん入れ過ぎないように気を付けてください。なすは動かさず、しんなりして焼き色が付くまで待ち、それから返しながら周囲全体に焼き色を付け、いぶった香ばしい風味を出すことが重要です。
3. なすに十分焼き色が付いたら、フライパンに熱湯半量を加えてなすを蒸し煮しながら、デグラッセして鍋の旨味を煮溶かします。それからしょうゆや味噌を合わせた照り焼きソース半量を加え、泡が立ってくるのを待ちます。調理中は、煮汁の蒸発する様子に注意して見ていてください。ほんてりが煮詰まり、なすに絡んで艶(照り)が出てきます(照り焼きとは、艶を出す加熱という意味です)。加熱し過ぎると、ほんてりが煮詰まり過ぎて焦げ付いてしまいます。
4. 調理済のなすをフライパンから取り出して、使うまで保存します。
5. 木綿豆腐のかたまりを200g用意し、厚さ2分の1センチの正方形に切り、さらに三角に切り分けます。油を使わず、中強火で中型フライパンを空焼きして熱します。フライパンが熱くなったら、すぐに三角豆腐を全量加え、両面にきつね色の焼き色を付けます(外側はカリっとして、内側は柔らかさを残すように)。
6. 豆腐に十分焼き色が付いたら、フライパンにもう半量の熱湯を加えて豆腐を蒸し煮しながら、デグラッセして鍋の旨味を煮溶かします。それから、もう半量の照り焼きソースを加え、泡が立ってくるのを待ちます。調理中は、煮汁の蒸発する様子に注意して見ていてください。ほんてりが煮詰まり、豆腐に絡んで艶(照り)が出てきます。(加熱し過ぎると、ほんてりが煮詰まり過ぎて焦げ付いてしまいます)。調理済の豆腐をフライパンから取り出して、使うまで保存します。
7. タコスシェルをパッケージの説明書に従って用意し、それぞれのシェルに寿司飯の10分の1、レタスの細切りとにんじんのすりおろしを10分の1ずつはさんでから、なすの具と豆腐の具を10分の1ずつはさみます。上にきざみ海苔を散らします。その後は、寿司飯、具、きざみ海苔の順番に繰り返します。できたらすぐにお出ししましょう。
ロナルド レイティ氏はミツカンの料理開発シェフです。常に食通として生きるレイティ氏は、日本の文化と料理に心を奪われ、日本社会に飛び込んで6年間を過ごした人です。しかしそのずっと前から、ロブスター漁師、鮮魚販売、チーズ製造、酪農労働者などの職を転々としながら、経験を積み重ねてきました。 英国への帰国後は、イギリスの日本食シーンに貢献し、Yakitoria、Samurai Sushi、Senkai、Feng Sushi、Bincho Yakitori、United Ramenを経て、ミツカンに入社しました。 正統派の日本食材で実験を重ねながら、その風味を活かす新たな方法の模索に情熱を注いでいます。