リッチは次のように語っています。「マティーニは本来は特に冬に飲むためのものではありませんが、このレシピでは、ほんてりにジンジャーとカルダモンを漬けて、冬向けの温かみある深みが生まれています。また、マティーニの比率を逆にし、ウォッカを少なくベルモット酒を多めに使って、いわゆる「ウェットスタイル」の飲み物に仕上げてみました。ほんてりによって確かな甘みと丸みのある風味が付きますが、それだけでなく、ほんてりは私がカクテルにとって何よりも大切だと思う食感を与えてくれます。」
よく合うのは:サーモン皮のほんてりグリル焼き&サーモンのタルタル・バイツ
砕いたカルダモン 3.5g
生姜のスライス 50g
ほんてり 100ml
ウォッカ 35ml
1. 砕いたカルダモン、生姜のスライス、ほんてりを一晩漬け込み、濾します。
2. 冷えたマティーニグラスにウォッカ35ml(リッチはHakuを使用)とドライベルモット酒(リッチはドラン(Dolin)を使用)を加え、最後に漬け込んだほんてり15mlで仕上げます。
2012年にDuck & Waffle(ダック&ワッフル)と Sushisamba(スシサンバ)を共にオープンし、別名「カクテルガイ」と呼ばれるリッチ・ウッズは、数多くのアワードを受賞しているバーテンダーです。2014年には、イギリスとアイルランドのボンベイ・サファイア(Bombay Sapphire)社が開催する「世界で最も想像力豊かなバーテンダーコンペティション」で1位を獲得し、世界決勝では2位を獲得し、業界の批評家や専門家、メディアを驚かせました。
2015年には、名声あるチャリティーイベント「Who’s Cooking Dinner?(誰がディナーを作るの?)」に出演する初のバーテンダーとしての栄誉も受けています。リッチは、チャンネル4の「サンデーブランチ」やITVの「This Morning」など、数々のラジオやテレビ番組に出演しています。ごく最近では、「ロンドン・イブニング・スタンダード誌(the London Evening Standard)」のプログレス1000(Progress 1000)のうちの1人に選ばれ、この首都で最も影響力のある人物の1人として掲載され、ロンドンチームを率いて24時間バー・ビルド大会(the 24 hour Bar Build)で優勝しました。